Project

Dialysis machine / NCV-2

Client: Nipro / 2010

「透析用監視装置」とは、腎不全により腎臓機能が低下もしくは消失した患者に対し、体内に溜まった過剰な水分や毒素を取り除く「透析治療」を実施するために不可欠な医療機器です。透析治療は「ダイアライザ」と呼ばれる「人工腎臓」に対して、患者の血液を血液回路を介して送り込む機能と、調製された「透析液」と呼ばれる還流液を「ダイアライザ」に送ることにより、「ダイアライザ」内にて患者の血液から水分と毒素を取り除きます。患者の状態により取り除く水分量が異なるため、「透析用監視装置」において、医療スタッフが操作することにより、適切な治療が実施できます。当装置は、ベッドサイドに設置し、患者ベッドの横に設置されます。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

カプラ、血液ユニットをセッティングする面の位置、角度を人間工学的に割り出し操作する人の身体的負荷を軽減し、快適な操作を提供。タッチパネルにより簡単操作でワークフローを向上。安全性の観点から、離れた所からでも体外循環を把握しやすい血液ポンプユニット面、モニターの3軸アームにより、見易い位置に自由に画面位置の移動が可能。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

血液回路のセッティングがし易い血液ポンプユニット面レイアウト、また、透析治療のおける一連の手作業が、「自動プライミング機能」、「自動返血機能」、「緊急補液機能」、「ヒートピュアカプラ機能」等、ボタン操作により自動で行えるようになり、スタッフに課せられた従来の煩雑な操作が軽減され、また、シンプルで分かり易い画面操作と表示にて、安全性の向上が期待できる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

透析用監視装置の自動化された機能の活用により、医療現場ではスタッフの時間にゆとりができ、重症患者のケアや患者指導を充実させることができ、患者 のQOL(クオリティ・オブ・ライフ) の向上が期待できる。また、新人スタッフの研修期間の短縮が可能となり、新人スタッフと熟練スタッフとの差がなくなり、業務効率の向上が図れる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

二プロ独自のビスカスコントロールシステムは、メンテナンスフリーであり、従来の定期保守点検項目であった精度管理試験が不要となり、装置の稼働率が高くなり、多くの患者さんに対応することが可能となった。また、各種清浄化対策機能により、治療中における感染症の発生を軽減できる。

GOOD DESIGN AWARDS 2011受賞 審査委員の評価

腎不全患者の体内に溜まった過剰な水分や毒素を取り除く「透析治療」を実施するために不可欠な透析用監視装置。限られた治療スペースに対応するためのコンパクト化の条件の中で、装置内部の機構の精度、耐久性、メンテナンス性を確保し、カプラグリップの握りやすさやチューブクリップの取り扱いやすさ、タッチパネル操作面のGUIのわかりやすさなどにより、透析開始時の確実なセッティングから透析中の正確な情報提供に至る、長期に高い安全性を確立させるプロダクトとインターフェースのデザインが評価された。また、この使いやすい装置のコンパクト化は、透析施設で非常に長い時間をかけて治療する患者にとっての在宅治療の可能性を導くものと期待される。

工業デザイン 医療機器 分野

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