プロダクト・デザイナーとしてTOKYO・2020に向かってどんな貢献ができるのだろうか、夢想してみようと。

それぞれのスポーツには諸々の ‘道具‘ が使われている。数多い種目には歴史があり、ルールが。デザイナーが工夫できる余地はパラメータスポーツ道具と比較して一般スポーツの道具では少ないのかなと思う。

そこでパラリンピックを見てみよう。多くの種目で選手の体の状況によっていろいろな道具が使われている。よく見てみると、なーるほどと思える工夫が観察される。特に眼を引くのはバスケットボールでの車イスのデザインではないだろうか。機能・性能を最優先した解決策が求められるわけですが、そこには、おそらくデザイナーの貢献がと思えるような秀逸な解決策が観察される。それぞれの道具とそのユーザーとの関係 . . . .極限に向かっての成果が期待される道具なので、そのユーザー(アスリート)にとっては、言葉は悪いが ‘武器‘ なのである。

プロダクトデザインの仕事は一般的には大量生産品が多い。スポーツ選手の道具はどちらかというと、そのレベルにもよるのでしょうが、個別的カスタマイズが広く知られている。著名なプロ選手選手たちは、スポンサーでもある道具メーカーに特別な注文しているという。そしてその仕様に基いた製品が市販されることも広く知られている。憧れの選手と同じデザインを身に着けたいとの期待で。

話は変わって . . .全てのアスリートは、その一瞬一瞬での最適値を常に狙っているといっても良いのでは。このことの重なりが試合の勝ち負けの結果となり、スポーツの醍醐味となる。

一方、デザイナーの責務として、その製品開発のプロセスに携わりながら、製品としての最適値、デザインとしての最適値を狙うことが求められている。アスリートの場合は、試合の勝ち負けに帰結するのでしょうが、デザインの結果は?  というと . . . これがなかなかの`曲者`で、帰結のない ‘探求‘ の旅なのである。何十年とデザイン業務に携わりながら、帰結にはなかなか届かない日々なのです。

ところで、あの5輪のマークを冠したスポーツ道具は存在するのでしょう? Tokyo・2020のスポンサー各社は広報でその旨を伝えてはいると思いますが、果たして五輪マーク付きのオリンピック道具のデザインは?

どのブランドのデザインが優れているのでしょうか?